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「子どもたちの貧困」を知り、未来を照らす社会づくりのために

「子どもの貧困対策」について考えるフォーラム

平成29年1月16日 13:30開演[13:00開場]会場/福島テルサFTホール [福島市上町4番25号 Tel:024-521-1500]

テーマ

「だれもが夢と希望を持って成長するために」

近年、日本でも耳にするようになった、子どもの貧困。しかしその実態はまだまだ知られていないのが実情です。いま目の前にある現実を受け止め、私たちがどのように手を差し伸べることができるのか、「だれもが夢と希望を持って成長するために」をテーマに開催いたします。

スペシャルゲスト

風間 トオル [俳優]

風間 トオル[俳優]

かざま とおる 1962年神奈川県生まれ。男性ファッション雑誌のモデルを経て、俳優デビュー。その後、数々の映画やドラマ、舞台、CM等で活躍。近年は自らの幼少期の体験を綴った「ビンボー魂 おばあちゃんが遺してくれた生き抜く力」を出版。

出演者
鈴木典夫 [福島大学行政政策学類教授]
青柳光昌[日本財団ソーシャルイノベーション本部上席チームリーダー]
若月ちよ[NPO法人ビーンズふくしま 理事長]
鴻巣麻里香[KAKECOMI 代表]

レポート

「コミュニケーションが
『関係性の貧困』改善の一歩に」

昨年12月1日(木)に行われた福島県こどもの貧困対策ネットワーク形成推進事業「子どもの貧困を知る講演会」に続き、1月16日(月)に、福島市の福島テルサFTホールで「子どもの貧困対策について考えるフォーラム」が開催されました。今フォーラムは「だれもが夢と希望を持って成長するために」をテーマに3部構成で開催され、市民や各市町村関係者らおよそ350人が来場しました。

第1部は、昨年の講演会にも出演した鈴木典夫福島大学行政政策学類教授より、現在進めているアンケートと市町村への聞き取り調査の中間報告があり、「子育て相談から子どもの貧困のケースをいかに洗い出すかが大切」と指摘がありました。さらにこれから必要な取り組みについて、「多くの人が経済支援を望んでいるが、人付き合いを活性化させる方策も考えるべき」と述べました。

続く第2部では、報告をした鈴木氏をコーディネーター役に、貧困家庭を訪問し学習支援などの活動をしている「NPO法人ビーンズふくしま」(福島市)の若月ちよ理事長、週1回、子ども食堂を開いている非営利任意団体「KAKECOMI」(白河市)の鴻巣(こうのす)麻里香代表、「日本財団」の青柳光昌ソーシャルイノベーション本部上席チームリーダーが参加し討論会が行われました。若月氏は「貧困の中で生きる子どもたちに、さまざまな経験や人と関わる機会が必要」と強調。鴻巣氏は「貧困を生まない社会づくりには具体的な活動に踏み込む勇気を持った大人が増えることが大切」と述べ、青柳氏は「子どもは安心できる大人とのつながりを欲している。声掛けすることが『関係性の貧困』改善の一歩になる」と訴えました。この討論会では「子どもの貧困の背景には、地域や大人から孤立した子どもたちの『関係性の貧困』があり、地域での声掛けや関わりを持つ行動を起こすべき」との見方で一致しました。

第3部では、俳優の風間トオルさんが幼少期の貧困体験を披露。家に風呂がなく洗濯機をお風呂代わりにしたり、洗濯機の中で服を着たまま洗濯したことや、公園の野草を摘み食べたエピソードなどユーモアを交えたトークで会場を盛り上げました。その中で風間さんは、「大事なのはコミュニケーション。子どもたちに声を掛け続ければ打ち解けるし、子どもたちはそういう大人を求めている」と語りました。

「子どもの貧困対策」について考えるフォーラムレポートイメージ

「子どもの貧困対策」について考えるフォーラムレポートイメージ

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